長崎市は30日、入浴中の同僚を盗撮したとして、人事課付の男性職員(42)を停職3カ月とするなど、懲戒処分2件を発表した。
市によると、男性職員は高島国民健康保険診療所に勤務していた医療職。7月12日、宿直に入るため同診療所で入浴していた同僚の女性職員を盗撮しようと、脱衣所をスマートフォンで撮影。女性が浴室から出た際に気づき発覚した。
現場を訪れた女性の夫と父親が警察に通報。在宅で捜査が進んでいる。市の聴取に男性職員は「仕事の割り振りに不満があった。興味半分、嫌がらせ半分だった」と話したという。職員は9月30日付で依願退職した。
また市は、資産税課の女性職員(63)を勤務態度不良を理由に、戒告処分とした。勤務時間中にスマホでの業務外の検索・閲覧などを頻繁にしていた。
7月、匿名の投書で発覚。女性職員は聴取に「気分転換の意味合いだったが、だんだん時間が長くなっていった」と答えた。
市によると、本年度の懲戒処分は今回含め7件。鈴木史朗市長は9月30日、動画メッセージを通し、不祥事を許さない組織風土をつくり上げるよう全職員に指示した。
長崎新聞 - 2024/10/01 12:00