福岡県警は今年8月、福岡市内の海浜公園で女性を盗撮した罪などで略式命令を受けた警察官を減給処分としました。
【写真を見る】”盗撮” 警察官は「減給処分」自衛官は「懲戒免職」 警察官は依願退職しています。一方、陸上自衛隊小郡駐屯地は、女性隊員を盗撮して有罪判決を受けた46歳の男性2等陸曹を懲戒免職処分としています。
■”盗撮”略式命令の警察官は「減給処分」 3日付けで減給処分となったのは南警察署留置管理課の北川俊二巡査部長です。
北川巡査部長は今年8月、2度にわたって早良区百道浜にある海浜公園の女性用トイレやシャワー室に侵入し、スマートフォンで女性を盗撮した罪で略式命令を受けました。
警察の調べに対し、北川巡査部長は、「およそ2年前から数十件の盗撮を繰り返していた」と話しているということです。
福岡県警は、処分の理由として既婚者でありながら女性と不適切な交際をしていたことも挙げ北川巡査部長を減給10分の1、6か月の懲戒処分としました。
北川巡査部長は、3日付けで依願退職しています。
福岡県警の土谷武紀首席監察官は「被害者及び県民の皆様に深くお詫び申し上げます。職員の指導・教養を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
■”盗撮”有罪判決の自衛官は「懲戒免職」 一方、陸上自衛隊小郡駐屯地はおととし、駐屯地内の女性用トイレや更衣室に複数回侵入し、小型カメラで女性隊員を盗撮したとして、46歳の男性2等陸曹を懲戒免職処分にしたと発表しました。
2等陸曹は陸上自衛隊の警務隊によって福岡県の迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検され、今年8月に有罪判決を受けています。
事情聴取に対して2等陸曹は「性的な興味、欲求があったことが動機です」と話したということです 陸上自衛隊小郡駐屯地は、「国民を守るべき自衛官が、このような事案を起こしたことは誠に遺憾です。今後はさらに隊員に対する個人指導を徹底し再発防止に努めていく所存であります」とコメントしています。
RKB毎日放送 – 2024/10/03 19:13