本年度の全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)出場を決めている山梨学院(甲府市)のサッカー部員ら複数男子生徒が、修学旅行中の宿泊先で盗撮行為に関わったとして停学処分を受けていた事案について、同校は29日、サッカー部の選手権出場を認めることを決定した。情報収集段階では「部が判断する」と委ねていたが、責任者が取材に応じ「部活動中の出来事ではないため、生徒個人への指導を行った。該当の生徒は出場させないが、部としては大会に出場する」と説明した。
同校によると、盗撮行為は12日に長崎県内のホテルで発生した。サッカー部員の2人を含む複数の男子生徒が男湯から、動画撮影をONにした状態でスマートフォンを投げ、女湯の撮影を試みたという。
生徒間の情報などから事態を把握した学校側が聴き取りした結果、当該生徒が認めたため、停学処分を科していた。
山梨学院高はサッカーや野球の強豪校。サッカー部は9日に選手権の県決勝で東海大甲府に2-1で競り勝って2大会ぶり10度目の切符を獲得していた。選手権では09年度と20年度の2度、全国制覇した。
日刊スポーツ – 2024/11/29 16:35