YAB EntertainMentは22日、公式Xを更新し、代表・藪中利樹によるコンプライアンス上問題のある発言および行動について、経緯を報告するとともに謝罪した。
同社は、「ご報告」と題し、「改めまして、この度は弊社代表であるYABこと籔中利樹が多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。現在も弊社顧問弁護士、警察のご指導の下、事実確認と対応を継続して行っております。また関係各所には顧問弁護士を通じてやり取りを継続しております。その中でお伝えできる部分に限り、ご報告させていただきます」と書き出し。
時系列として、「事実確認の結果、今回問題となっているLINEのやり取りに関しては、弊社設立より以前の出来事である事が判明致しました。尚、業務執行社員である坂本マニ真二郎は、当時別の個人事業主として活動しており、この度の件は知り得る環境になく、無関係である事をお伝え致します。またLINEの履歴などを調査した結果、事実とは異なる報道がされていることが確認されております」とし、「事実とは異なる報道がされたことに関する今後の対応については、関係各所に配慮しつつ、担当弁護士とも相談の上、引き続き検討して参ります」と伝えた。
また、「弊社代表がデータ、メディアを消去した件」については「以前の弊社発表の中で『弊社代表はデータ、メディアは全て既に消去』とお伝えしましたが、言葉が足らず誤解を招いてしまっていたため、訂正させていただきます」とし、「LINEのトーク履歴は残されていますが、画像データ含むメディアデータについてはLINEの仕様上、保存期限が切れているため、サムネイルとしてのみ確認が可能な状態です。また弊社代表は容量の関係で画像データ含むメディアデータを過去に削除しており、またスマートフォン自体の機種変更も行われており、過去のデータを復元することは難しい状態であることから、『弊社代表はデータ、メティアは全て既に消去』とお伝えするに至りましたが、言葉が足らず誤解を招き申し訳ございませんでした」と報告しなおした。
続けて、「尚、かかる経緯については、関係各所にもご説明しており、証拠隠滅などの意図のもと、今回の問題発生後に、弊社代表がデータ、メティアを削除したものではないことを、念のため申し添えます」とした。
また、今後の対応として「この度の対応が全て終わり次第、代表であるYABは弊社の代表社員兼業務執行社員を辞任いたします。また弊社の今後の活動につきましは、関係各所に配慮しつつ、担当弁護士とも相談の上、今後の状況を踏まえて検討して参ります。尚、弊社所属ライバーに関しては本人と話し合い、弊社との契約については終了することとなりました」と報告。
続けて、「弊社所在地への迷惑行為について」として、「既にアナウンスしている通り、弊社所在地はYABのスタジオではございません。現在も防犯カメラで不審者が確認されており、近隣住民の方達の大変な迷惑となっておりますため、迷惑行為は謹んで頂ますようお願いいたします。その都度、警察には防犯カメラの映像提出をしております」と呼びかけ、「現状ご報告できる内容は以上となります」と結んだ。
同社については2日、Tuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」および「NIJISANJI EN」を運営するANYCOLORが、公式サイトや「X」を更新。外部インフルエンサーのYouTube配信での告発を受け、所属ライバーに対する権利侵害行為が行われた可能性について調査を進めていることを発表。YAB EntertainMentの公式Xが同日更新され、謝罪していた。
オリコン – 2024/09/22 12:20