高校の更衣室などで盗撮を繰り返したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)や児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)などの罪に問われた神戸市中央区の無職の男(37)の判決公判が19日、神戸地裁であった。西村彩子裁判官は懲役3年8月(求刑懲役6年)を言い渡した。
【写真】ハンガー型カメラで盗撮しようと 体育館の鍵盗んだ男を逮捕 判決によると、男は2022年7月~24年5月、兵庫や奈良県内の高校の女子更衣室にハンガー型カメラを設置して複数の女子生徒が着替える様子を撮影し、ハードディスクに動画を保存するなどした。認定された被害者は未成年を含め26人に上る。
西村裁判官は、学校から盗んだ鍵などで夜間に更衣室に入ってカメラを設置した方法は「巧妙で手慣れたもの」と非難。盗撮事案の中でも重い部類とし、実刑は免れないとした。
神戸新聞NEXT – 2025/03/19 18:00