京都府警の警察官がマッチングアプリで知り合った複数の女性のわいせつな姿を盗撮するなどしたとして、府警は12日、性的姿態撮影処罰法違反（撮影、陳列）と府迷惑行為防止条例違反などの疑いで、京都府警下京署の20代男性巡査を書類送検した。府警は同日付で停職6カ月の懲戒処分とし、巡査は依願退職した。
【写真】警察官が所属した京都府警下京署 書類送検容疑は、右京署に勤務していた昨年11月～今年3月、京都市のホテルや自身の乗用車内で、マッチングアプリや交流サイト（SNS）で知り合った女性4人に対し、性的な行為をスマートフォンなどで盗撮した。また3月16日、下京区を走行中の電車で対面に座る女性のスカート内にキー型小型カメラを向けた疑い。さらに、撮影した動画3点をSNSで公開した疑い。容疑を認めているという。
府警によると、盗撮行為は計約17分におよび、SNSへの公開の一部は勤務時間に行っていた。キー型小型カメラは自ら購入したという。
府警の森功治首席監察官は「被害者と府民に深くおわび申し上げる。職員に対する指導、人事管理を徹底し、再発防止と府民の信頼回復に努める」とのコメントを出した。
京都新聞 – 2024/09/12 18:33