マカオ治安警察局は7月24日、マカオ半島北部の黒沙環エリアにある工業ビル内から棒状のものを使って隣接するマンションの女性宅から下着を盗んだなどとして、この工業ビル内で勤務する40代の中国人(中国本土出身)のパン職人の男を逮捕したと発表。
同月21日早朝、30代の地元女性から「何者かが隣の工業ビルから棒状のものを使って窓辺に干していた洗濯物に何度も接触を試みており、衣類に油汚れのようなものが付いていたのにも気づき、下着泥棒の可能性がある」との通報が寄せられたとのこと。
通報を受けた同局が工業ビルの監視カメラ映像を分析して容疑者の男を特定し、同日この工業ビル内にある男の勤務先で逮捕に成功。この際、男の所持品の中から女性用の下着が発見され、通報者の女性のものであることが明らかになったという。
また、その後の調べで、男が所持していた2台のスマートフォンの中から他人のシャワーシーンなどプライバシーに関わる動画が21点見つかり、通報者の女性を含む4人(男性1人、女性3人)が被害に遭っていたことも発覚。
男は上述の下着を盗み、その際に衣類を汚したこと、また2023年2月から2024年6月にかけて盗撮をしたことについても認める供述をしたといい、同局では男を窃盗、毀損、プライバシー侵害の罪で検察院送致するとした。
マカオ新聞 - 2024/07/25 16:50