公務中に女性のスカート内を盗撮したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などに問われた三重県警伊勢署警備課の元警部補、土記拓也被告(34)(依願退職)に対し、名古屋地裁(吉田智宏裁判官)は4日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。
判決によると、土記被告は2023年8月、同県南伊勢町の防災イベントで展示中の警察バス車内に来場者の女性を案内し、スカート内をスマートフォンで盗撮するなど、22年3月~23年10月に同県内や名古屋市内で計9人の女性のスカート内を盗撮した。また、自宅近くの民家に干されていた下着を盗んだ。
吉田裁判官は「社会秩序の維持を職務とする警察官の職にありながら犯行に及び、強い非難を免れない」と述べた。
読売新聞オンライン - 2024/07/05 09:23