VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは11月15日、同社に所属するライバーが受けた権利侵害行為について、現時点までの対応などを公表した。二次被害を助長する行為に対して法的請求を始めた他、同様の被害を受けたライバーが社内外で複数人いることも判明したという。
【画像を見る】発表全文(1/2)【全3枚】 ANYCOLORは9月、所属ライバーの“中の人”が盗撮され、誹謗中傷の文言を含む形で無断で第三者に送信されたとして、被害を報告していた。これに対し、現時点では、法律事務所や警察などと連携し、法的対応を進めているという。
これに加え、9月の報告時点から、被害を受けたライバーに対する二次被害の防止を呼び掛けていたにもかかわらず、それを助長する行為がSNS上でみられたと指摘。根拠なく、特定のライバーを被害者であると断定するといった投稿などがあったという。
こうした行為について同社は、発信者情報開示請求などの法的請求を始めているという。また、関係者からの聴取や事実調査の結果、今回と同じような盗撮被害を受けたライバーが、ANYCOLORに所属しているか否かにかかわらず、複数人いたことも明かした。
同社は「論評の域を逸脱する形で、いたずらに本件の被害を受けた当社所属ライバーに対する二次被害を助長する行為を決して看過しない」(ANYCOLOR)として、引き続き、根拠のない情報を広めないよう注意を呼び掛けている。
ITmedia NEWS – 2024/11/15 18:12