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大勢のスタッフがいる手術室でどうやって女性患者を盗撮…? 「現役医師による盗撮事件」に残された“最後のナゾ”(2022年の事件)

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〈「許せない」10歳少女も被害に…全身麻酔で動けない女性患者の服を脱がして盗撮「いかがわしい写真を撮り続けたヤバい医師」の末路(2022年の事件)〉 から続く 【閲覧注意】ハダカにされた女性たちの写真が大量に…10歳少女まで襲った「ヤバい医師」  麻酔で昏睡させた女性患者への盗撮行為が明らかになった40代医師の山下(仮名)。手術室にはほかのスタッフがいたにもかかわらず、どうやって女性たちの動画を盗撮したのか? そして山下にくだされた罰とは? 同事件の結末をノンフィクションライターの諸岡宏樹氏の著書『 実録 性犯罪ファイル 猟奇事件編 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。なおプライバシー保護の観点から本稿の登場人物はすべて仮名である。(全3回の3回目/ 最初 から読む) ◆◆◆

 その後も再逮捕を繰り返すことになり、結果的に7人の女性に対する迷惑行為等防止条例違反や児童ポルノ製造の疑いで逮捕された。

 山下のせいで不祥事に巻き込まれた病院は、病院長が記者会見を開き、「被害に遭われた患者さん、そして国民の皆様に心よりお詫び申し上げます。患者からの信頼を裏切るあるまじき行為で、スタッフへの教育を徹底するとともに、厳正に対処する」と謝罪した。

 今後、医師らが手術室にスマホを持ち込む際には、適切な使用をするとした誓約書への署名を求め、一定の場所に置くなど、再発防止に努めるとしているが、周りのスタッフが誰も犯行に気付いていなかったのは摩訶不思議である。

 山下はどのようにして犯行を成功させたのか。

 山下の犯行は早業のようなものだったに違いない。大勢のスタッフがいる中で、1人になるタイミングを見計らい、素早く患者の手術着を脱がし、スマホを顔からバスト、陰部へと下ろしていく。バストを舐めるように撮影し、むき出しの股間にレンズが向かうと、女性器の形がハッキリと分かるように接写する。

 何食わぬ顔で手術を終えた山下は、患者にお礼を言われながら、その裏では自分が撮った盗撮映像を編集し、「iCloud」に保存して、何度も映像を見返していたのだ。まるでジキルとハイドである。

 山下は日本耳鼻咽喉科学会、日本頭頸部癌学会、日本頭頸部外科学会、日本口腔咽頭科学会という4つの学会に所属していて、毎年のようにがんに関する論文を出しており、病院内での評判も良く、「先生、いつ休んでるの?」というぐらい、小まめに患者の様子を見に来る医師として知られていた。

 ところが、その裏の顔は「常習と言うしかない」というほどの筋金入りの盗撮魔で、もちろん余罪は立件された7人だけではない。

 山下は初公判の罪状認否で「すべて間違いありません」と起訴事実を認めた。盗撮は窃視症という依存症と言われるが、山下はすでに専門医にかかっていることを明らかにし、情状酌量を求めた。

 裁判所は「全身麻酔が必要とされるほどの手術を受ける患者らの信頼を裏切った卑劣で悪質な犯行」と断罪し、懲役2年6カ月執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。

文春オンライン - 2025/03/09 17:12


 

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