女性のスカート内を撮影した動画を第三者に提供する目的で保管していたとして、兵庫県警生活安全特別捜査隊は２２日、性的姿態撮影処罰法違反（記録保管）容疑で、名古屋市緑区徳重の配送業、大橋正斉（まさなり）容疑者（３４）を逮捕した。「保管されているものは盗撮したものではない」と容疑を否認している。
同隊は、大橋容疑者が盗撮専門のインターネットサイトを運営し、盗撮動画の販売などを通じて約１千万円を得ていたとみて、詳しい経緯を調べている。
また女性のスカート内を撮影し、その動画を大橋容疑者に送ったとして、同隊は同法違反（撮影・記録提供）の疑いで兵庫県川西市石道下ノ垣内の電鉄会社社員、川西琢也容疑者（３１）を逮捕した。容疑を認めている。
大橋容疑者の逮捕容疑は３月２２日、性的データを提供する目的で、川西容疑者から入手した動画を自身が管理するハードディスク内に保存して保管したとしている。
川西容疑者の逮捕容疑は昨年９月１０日朝、阪急電鉄塚口駅（兵庫県尼崎市）のエスカレーターで２０代女性のスカートにスマートフォンを差し入れて下着を撮影し、保存した上で大橋容疑者に提供したとしている。
同隊によると、大橋容疑者はネットサイト「電車対面パンチラ研究所」を運営し、川西容疑者は同サイトを閲覧する利用者だったという。
盗撮被害に遭った女性が同月、県警伊丹署に相談し、周辺の防犯カメラの映像などから川西容疑者の関与が浮上した。県警が川西容疑者の自宅を家宅捜索したところ、ハードディスクに盗撮動画約３千点が保存されており、メールで大橋容疑者にデータを提供していたことが判明。その後の捜査で、大橋容疑者の自宅から盗撮が疑われる動画など約１万点が見つかった。
産経新聞 – 2024/05/22 18:11
事件の概要
兵庫県警生活安全特別捜査隊は、性的姿態撮影処罰法違反（記録保管）容疑で、名古屋市緑区徳重の配送業、大橋正斉容疑者（３４）を逮捕しました。大橋容疑者は、女性のスカート内を撮影した動画を保管し、第三者に提供する目的で保管していたとされています。また、同隊は、大橋容疑者が盗撮専門のインターネットサイトを運営し、盗撮動画の販売などを通じて約１千万円を得ていたとみています。
所感
この事件は、個人のプライバシーを侵害する行為とその結果生じる問題を浮き彫りにしています。大橋容疑者が運営していたとされる盗撮専門のインターネットサイトは、個人のプライバシーを侵害するだけでなく、その侵害行為を利益のために利用していたとされています。これは、個人の尊厳とプライバシーを尊重するという社会的な価値観に反する行為であり、法的にも罰せられるべき行為です。
また、この事件は、インターネットが個人のプライバシーを侵害する手段としてどのように利用されるかを示しています。インターネットは情報の共有と交流の場として多くの利点を提供していますが、その一方で、不適切な利用により個人のプライバシーを侵害する可能性もあります。この事件は、そのような問題を明確に示しており、インターネットの適切な利用とプライバシー保護の重要性を改めて認識させるものです。
さらに、この事件は、個人の行動が他人のプライバシーを侵害する可能性を持つことを示しています。川西容疑者は、自身の行動により他人のプライバシーを侵害し、その結果を第三者に提供することで、さらなるプライバシーの侵害を助長したとされています。これは、個々の行動が他人のプライバシーに与える影響と、その結果がどのように社会全体に影響を及ぼすかを考えるきっかけとなる事件です。