県警の一連の不祥事のひとつ、枕崎署の元警察官による盗撮事件をめぐってはこれまでに、県警から前の枕崎署長への捜査の指示が間違った認識で伝わっていて、2日間、捜査が中止されていたことが明らかになっています。元警察官は、捜査が中止されていた間にも盗撮をしていたことが分かりました。
枕崎警察署の元巡査部長、鳥越勇貴被告(32)が逮捕・起訴されたトイレの盗撮事件。
これまで鳥越被告は2019年から2023年にかけ少なくとも80回の盗撮を繰り返していたことが明らかになっています。また、この盗撮事件の発覚後、当時の首席監察官から前の枕崎署長への捜査の指示が、「客観的証拠がないから捜査は中止するように」と間違った認識で伝わっていて、2023年の12月23日と翌日の2日間、捜査が中止されていたことも県警は発表しています。
県警によりますと、2024年5月、鳥越被告を逮捕しその後の調べの中で、捜査を一時中止していた、2023年12月23日にもスマートフォンから撮影した盗撮画像が見つかっていたということです。
県警は、「当時、職員が被疑者として特定されていない中、捜査を継続したとしても犯行を防げるものではなかった」としています。
KYT鹿児島読売テレビ - 2024/07/24 19:39