アスリートへの悪質な盗撮やSNSへの投稿を防ごうと、石川県内の競技団体が対策を学ぶ研修会が、9日金沢で開かれました。
研修会は近年、競技大会での盗撮行為やアスリートの写真を使ったわいせつなSNS投稿が相次いでいることから、県スポーツ協会が初めて開いたものです。
研修会にはおよそ65の競技団体が参加し、「主催者がIDや許可証を発行し撮影者を限定すること」や「盗撮が疑われる場合にはすぐに通報するよう観客に呼びかけること」など、ハラスメントを防ぐための対策を学びました。
石川県スポーツ協会・村戸徹事務局長「すべてのスポーツ愛好者が安心してスポーツに取り組める環境を守るために、スポーツ界全体でこの問題に取り組んで行くことが非常に重要となっている」 石川県警によりますと、県内では2023年の1年間で盗撮の検挙件数が68件に上っています。
MRO北陸放送 – 2024/05/10 11:46
概要
石川県内の競技団体が、アスリートへの悪質な盗撮やSNSへの投稿を防ぐための対策を学ぶ研修会を9日に金沢で開催しました。競技大会での盗撮やわいせつなSNS投稿が増加していることから、県スポーツ協会が初めて開催したもので、およそ65の競技団体が参加しました。研修会では、主催者が撮影者を限定する措置や盗撮が疑われる場合の即時通報など、ハラスメント防止の対策が学ばれました。
所感
この研修会は、スポーツ界でのハラスメント行為に対する取り組みの重要性を示しています。アスリートや競技団体が悪質な盗撮やSNS投稿の被害に遭うことは、その人々のプライバシーや尊厳を侵害するものであり、スポーツの健全な発展を阻害します。研修会で学ばれた対策が実践され、競技会場がより安全な環境になることを期待します。
石川県スポーツ協会の村戸徹事務局長の発言からも分かるように、スポーツコミュニティ全体でこの問題に対処することが必要です。特に主催者や関係者は、盗撮行為に対して厳格な管理を行い、速やかな通報と適切な対応をすることが求められます。また、一般の観客にも盗撮やハラスメントを防ぐための意識啓発が重要です。犯罪行為を防ぐためには、全ての関係者が協力し、安全なスポーツ環境を築くために努めるべきです。