エスカレーターでの盗撮被害を防ごうと、大阪府警曽根崎署は阪急電鉄などと協力し、阪急大阪梅田駅のエスカレーターに特殊な鏡を設置した。
【写真】阪急大阪梅田駅のエスカレーターに設置された盗撮被害防止のミラーと啓発ポスター 鏡は「コミー」(埼玉県川口市)が開発。縦約50センチ、横約30センチで、特殊な加工がされている。上りエスカレーター横に設置した場合、利用客からは普通の鏡よりも後方が広角に見え、不審な動きに気付きやすくなる仕組みだ。
同署は大阪モード学園(大阪市北区)の学生から啓発ポスターのデザインを募集し、26作品の中から投票で優秀作品を選出。選ばれたポスターとともに、鏡を同駅の上りエスカレーター横に設置した。同署によると、管内での盗撮被害は夏が春に比べて倍以上多く、約4割がエスカレーターで発生しているという。
ポスターをデザインした同学園グラフィック学科2年の本川優菜さん(20)は「女性への注意喚起はもちろん、加害者も見られていると気付くきっかけになれば。鏡も目が行くと思うので、効果に期待している」と話した。
産経新聞 - 2024/08/20 18:45