広島県府中町の商業施設で女性のスカート内を小型カメラで撮影したなどとして性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの罪に問われた呉署地域課の元巡査長の被告(38)の初公判が4日、広島地裁であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は被告が当日、施設内で10回にわたり、撮影を繰り返していたと明らかにした。
検察側の冒頭陳述などによると、被告は「15年ほど前から盗撮に興味を持った」と指摘。今年2月以降、撮影に使うため靴に隠す小型カメラを準備したとした。4月の逮捕時に自宅の家宅捜索で、県警は多数の小型カメラを押収。逮捕されるまでに30~40人の女性の下着を盗撮したとする吉屋被告の供述調書を読み上げた。
中国新聞デジタル - 2024/06/04 12:42