福岡市の海浜公園にあるシャワー室やトイレで女性を盗撮したとして、福岡県警の巡査部長が3日、減給の懲戒処分となりました。3日付で依願退職しています。
懲戒処分を受けたのは、南警察署の38歳の男性巡査部長です。
この巡査部長は非番だった8月9日午後2時すぎ、福岡市早良区百道浜の海浜公園でビーチハウスの女性用シャワー室に侵入し、個室の仕切りの上下の隙間からスマートフォンを差し入れ、女性の裸を動画で撮影した疑いです。
また8月24日午後5時40分ごろ、同じビーチハウスの女性用トイレに侵入し、個室の下の隙間からスマートフォンを差し入れ、女性の下半身を動画で撮影した疑いも持たれています。
トイレでの盗撮の際に女性が気づき、巡査部長は逃走しましたが取り押さえられ、性的撮影処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されました。送検後に釈放され、スマートフォンに残されていた動画などからシャワー室の盗撮容疑で書類送検されました。9月に略式起訴されています。
警察の調べに対し「ストレス発散や性的欲求を満たすためだった」と容疑を認めていて「おととしごろから数十件の盗撮をしたことがある」と話しているということです。
さらに、既婚者でありながら女性と不適切な交際をしたとして、警察は10月3日付で巡査部長を6か月間、減給10分の1の懲戒処分としました。巡査部長は3日付で依願退職しています。
FBS福岡放送 - 2024/10/03 16:23