鹿児島市のＪＲ鹿児島中央駅前で、盗撮と痴漢の被害を未然に防ごうと警察などが啓発活動を行い、背後からの盗撮に注意することなどが呼びかけられました。
啓発活動は、全国地域安全運動の一環で行われました。
鹿児島市のＪＲ鹿児島中央駅前では、西警察署やＪＲ九州の約１５人が、駅前を行き交う女性に、痴漢と盗撮の被害を見かけたら「すぐに１１０番通報する」「エスカレーターでは背後からの盗撮に注意」などと書かれたチラシを配り、注意を呼びかけました。
２０代 「周りが（被害が）すごく多くて、自分で自分自身を守らないと、と思う」 県内では２０２４年１月から８月末までに盗撮が７８件、痴漢が２９件発生しています。
鹿児島西警察署 松元直樹・生活安全課長 「（盗撮については）エスカレーターに乗ったり、買い物をする時は後方に注意をすること、痴漢については防犯ブザーを活用してほしい」 被害が発生しやすい時間や、場所をみていきます。
2023年の警察庁のデータでは、通勤通学の時間帯にあたる午前６時から午前９時が最も痴漢の検挙件数が多く、発生場所は電車内が最多です。
また盗撮は午後３時から午後６時が最も検挙件数が多く、発生場所は駅構内や 商業施設となっています。
盗撮や痴漢の被害を減らすための対策です。盗撮や痴漢は被害者が声を上げづらいとケースが多いです。被害に気づいた周りの人が見て見ぬふりせず、被害者に声をかけたり警察に通報することが重要です。
また夜は人通りの多い明るい道を選んで歩き、「スマートフォンの操作しながら」や「音楽を聴きながら」などのながら歩きは周りの状況がわかりにくくなるのでできるだけ控えましょう。
警察は盗撮や痴漢の被害にあった場合、時間が経っていても構わないので警察に相談することや性犯罪、性暴力被害者に関する相談窓口＃８８９１に電話するよう 呼びかけています。
鹿児島ニュースＫＴＳ - 2024/10/16 18:55