東京都内で女性のスカート内を盗撮したとして、県教育委員会は17日、県の会計年度任用職員で、県立高校に勤務する30代男性の外国語指導助手(ALT)を停職6カ月にしたと発表した。このほか同僚へのセクハラ行為や児童への体罰で小学校の男性教諭2人を停職や戒告の懲戒処分とした。
県教委によると、ALTは今年9月、東京都内の駅構内と商業施設内のエスカレーターで、女性のスカート内にスマートフォンを差し入れて盗撮した。商業施設で別の女性が盗撮に気付き、逃げようとしたが警備員に取り押さえられた。警視庁から事情聴取を受け、勤務先の校長に連絡があった。県教委の聞き取りに「旅行中で気が緩んでやった」と話しているという。
小学教諭のうち1人は置賜地域の学校に勤務する20代で、今年6月、飲食店で同僚と会食後、路上で迎えの車を待つ間、女性職員に抱きつくなどした。当時は飲酒していたという。処分は停職1カ月。他の1人は村山地域の学校の50代で、今年4月、校内の避難訓練で、ふざけていた児童1人の頬や腹部に拳を押し当て、背中を強く押した。同じ児童を、不適切に大声で怒鳴るなどしていたことも分かり、戒告処分とした。
山形新聞 - 2024/10/18 09:28