鳥取県教育委員会は10月30日、勤務先の高校の女子トイレに侵入し、女子生徒を盗撮したとして、事務職員の男性を懲戒免職にしたと発表しました。
懲戒免職となったのは、県立高校の事務職員の男性(40)事務次長です。事務次長はことし7月上旬、勤務する高校の女子トイレに侵入し、個室内にいた女子生徒の下半身を撮影したということです。
被害にあった女子生徒が個室の扉の下の隙間からスマートフォンが向けられていることに気付き、学校に相談したことで事件が発覚しました。事務次長はその場から逃走しましたが、学校はその日のうちに警察に被害を届けました。
当初、事務次長の犯行は分かっていませんでしたが、警察が事情聴取などを行っていたところ、事件から4日後、自ら学校に犯行を申し出たということです。その後、事務次長は警察に出頭しましたが、撮影したとみられる動画データなどはすでに削除されていました。
県教委の聞き取りに対して事務次長は「特定の生徒を狙ったわけではない。衝動的にやってしまった」「過去にも複数回、盗撮したことがある」などと話しているということです。
県教委は、地方公務員法で禁止する信用失墜項に当たるとして、事務次長を10月30日付で懲戒免職処分にしました。退職手当などは全て支給しないということです。事務次長の行為については「校内で生徒を盗撮するといった卑劣かつ言語同断な行為は、教職員としてあるまじき事態。県民の皆さまの信頼を回復できるように努めていきます」とコメントしています。
日本海テレビ - 2024/10/31 05:52