山形市内のコンビニエンスストアや山形新幹線のトイレに小型カメラを仕掛け、女性を盗撮したとして起訴された57歳の男の裁判がきょう開かれ、検察は、懲役2年を求刑しました。
【写真を見る】「性的欲求を満たすため」「捕まるかもとは思いながら続けた」男女合わせて104人を盗撮した罪に問われている男(57)の裁判 検察は懲役2年を求刑(山形) 性的姿態等撮影の罪に問われているのは、山形市南松原の無職の男(57)です。
起訴状などによりますと、男は去年8月と9月に山形市内の複数のコンビニのトイレに小型カメラを仕掛け、男女合わせて104人を盗撮した罪に問われています。
きょうの裁判で、検察は他にも男が去年9月に山形新幹線つばさの男女共用トイレ内の手洗い場の下に小型カメラを仕掛け、盗撮をしようとしていたと指摘しました。
裁判の中で男は動機について、「性的欲求を満たすため」と答えました。
男はこれまで盗撮に使用するための小型カメラを10個以上購入していて、そのうち5個ほどは回収しようとした時になくなっていたということです。
裁判官は男に「捕まるとは思わなかったのですか」と問いかけると「捕まるかもとは思いながら続けた」と述べました。
こうした男の供述などを受けて検察側は、常習性が高くさらに再犯の可能性が高いとして懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は罪を認めて真摯に反省しているとして執行猶予付きの判決を求めました。
判決は今月30日に言い渡されます。
テレビユー山形 - 2025/01/14 18:39