住宅敷地に侵入し、入浴中の女性を撮影しようとしたとして、住居侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の罪に問われた、相馬市、元ふたば未来学園中教諭の男(32)の初公判は21日、地裁相馬支部(岩田真吾裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決公判は2月3日午後2時45分から。
検察側は冒頭陳述で、男が、相馬市の元教え子宅にいる入浴中の女性を盗撮しようと考え、昨年4月25日と9月15日、それぞれ別の元教え子宅の敷地に侵入し、小型カメラを設置したが、いずれも発見され、目的を遂げなかったとした。論告では盗撮動画を見て、盗撮行為に興味を抱くようになったとし、「身勝手な動機に酌量の余地はない」と指摘した。
弁護側は、カメラの撮影ボタンが押されておらず、被害者と示談が成立しているなどとし、執行猶予付きの判決を求めた。
福島民友新聞 - 2025/01/22 09:59