高知県内で相次ぐ教職員の不祥事を受けて、県の長岡教育長は「本県の教育界の土台を揺るがす危機的な状況」と述べました。24日緊急会議を開催します。
県教育委員会は22日、3人の懲戒処分を発表。未成年への盗撮容疑で逮捕された小学校教師、生徒にキスするなどの行為をした高校の講師、生徒と一緒に校内で喫煙した高校教師が懲戒免職などの処分を受けました。
県の長岡幹泰教育長は23日の記者懇談会で、今年度（2024年度）懲戒処分が10人と、昨年度（2023年度）に続いて2桁になったとし謝罪しました。
県 長岡幹泰教育長： 「この状況は、本県の教育界の土台を揺るがす危機的な状況。被害を受けられた方、そして子どもたちにも保護者の方々にも、また県民の皆様方にも大変申し訳なく思う」 今年度（2024年度）の懲戒処分10件のうち、6件がわいせつ事案だったことについて教育長はー。
県 長岡幹泰教育長： 「わいせつ行為とか性暴力を行うことは言語道断。後々まで被害を受けられた方の心を傷つける。魂の殺人ともいわれる。そういったことを教員が行うっていうことは・・・断腸の思い」 相次ぐ不祥事を受けて県教委は24日、初めて全市町村の教育長と県立学校の校長を集め緊急の合同会議を開催。長岡教育長は不祥事が起きやすい組織になっていないかなど、組織や環境面について全員で議論を交わし、体制を改善していきたいとしています。
高知さんさんテレビ - 2025/01/23 19:42