勤め先の宿泊施設で客の女性を盗撮して脅したとして、警視庁は5日、住所不定、無職の男(26)(威力業務妨害罪で起訴)を性的姿態撮影処罰法違反(撮影)と強要未遂の両容疑で再逮捕した。
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発表によると、男は昨年7月7日夜、当時勤めていた台東区の簡易宿泊施設のシャワー室で、20歳代の女性客の裸を盗撮。同10~11月、盗撮画像を女性のLINEなどに送りつけて脅し、わいせつな画像を撮影して送るよう要求した疑い。容疑を否認している。
男は女性が宿泊する部屋に忍び込み、緊急連絡先が書かれた本人確認書類を撮影。「娘さんのカードを拾った」と父親に連絡するなどして、女性の連絡先を手に入れたという。
男はロックバンド「サカナクション」のマネジメント会社にコンサートの中止を迫るメールを送ったなどとして、威力業務妨害容疑で2度逮捕され、同罪で起訴されていた。押収したスマートフォンから盗撮画像が見つかり、今回の事件が発覚した。
読売新聞オンライン - 2025/02/09 17:22