富山県は28日、富山市内の商業施設で盗撮したとして逮捕された観光振興室の男性主幹(55)を懲戒免職処分とした。富山地検は処分保留としたが、県は本人への聞き取りを通じて盗撮行為に常習性があると判断し、最も重い処分とした。
同主幹は8日、同市婦中町下轡田の商業施設で、ビジネスバッグに隠し入れたビデオカメラを10代女性のスカート内に差し向けたとして、県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで現行犯逮捕された。
県知事部局の処分方針では、盗撮した場合は停職か減給としている。県は、同主幹が全日本空輸のグループ会社、ANAあきんど(東京)から出向してきた4月以降、少なくとも複数回の盗撮行為を繰り返したことを認めたため、常習性や悪質性があると判断し、免職とした。
同主幹は24日には、岐阜県高山市に出向していた2022年3月から今年3月下旬ごろまでの間に、アパートに侵入して女性用下着を盗んだとして住居侵入と窃盗の疑いで逮捕された。
北日本新聞 – 2024/06/29 08:10