千葉県市川市教育委員会は4日、同市立小学校で着替え中の児童が録画状態のスマートフォンを発見し、持ち主の30代男性教諭が学校側の聴取後に死亡したと発表した。
記者会見した勝山浩司教育長は、「盗撮が疑われる事案が発生し大変遺憾。深くおわび申し上げる」と謝罪。その上で、教諭の死亡について「市教委の対応に問題はなかった」と説明した。
市教委によると、1月22日午後0時20分ごろ、空き教室で着替えていた複数の児童が、机に設置された録画状態のスマホに気付き、近くにいた職員に報告。校長が確認したところ、スマホには男性教諭が机の中に設置する様子などが映っていた。
校長らが男性教諭に事情を聴いたところ、自分のスマホと認めたものの、「教室に置いた覚えはない」と撮影行為を否認。スマホを警察に提出することで合意し、教諭を帰宅させたが、翌日から欠勤した。同25日になって教諭の家族から、県外で死亡したとの連絡があった。
盗撮については、警察が捜査中という。
時事通信 - 2025/02/04 18:10