福岡県小郡市の陸上自衛隊小郡駐屯地所属の男性陸曹が、駐屯地にある女性トイレなどで盗撮したとして3日、懲戒免職処分を受けました。
懲戒免職処分を受けたのは小郡駐屯地の2等陸曹(46)です。
小郡駐屯地によりますと、2等陸曹は2022年7月から11月にかけて、駐屯地にある女子トイレや女子更衣室に複数回侵入し盗撮したということです。
11月30日に女子トイレに小型カメラが仕掛けられているのを女性隊員が発見し、自衛隊の警務隊が調べていました。
2等陸曹は書類送検され、今年8月に罰金刑を言い渡されました。
調べに対し2等陸曹は「深く反省しています」「性的な興味、欲求があったことが動機です」と話しているということです。
一方、小郡駐屯地所属の女性陸士長(23)は2021年2月に同僚の女性隊員の財布から現金5000円を盗んだとして、3日付で停職30日の懲戒処分を受けました。
女性陸士長は「ストレスを発散するため」と行為を認めていて、近く依願退職する予定だということです。
小郡駐屯地は「国民を守るべき自衛官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾です。今後はさらに隊員に対する個人指導を徹底し再発防止に努めてゆく所存であります」とコメントしています。
TNCテレビ西日本 - 2024/10/03 17:45