高知県教育委員会は、生徒に不適切な行為を行った高校の講師や、盗撮行為で逮捕された小学校教諭ら、合わせて3人の教職員を、「免職」や「停職」の懲戒処分としました。相次ぐ教職員の不祥事を受け、県教育委員会は、24日、教育長や校長らが集まって緊急の合同会議を開くとしています。
【写真を見る】生徒にキス・生徒と喫煙・盗撮で逮捕…教職員3人を懲戒処分（高知県教育委員会） 県教育委員会は、22日、3人の教職員を「懲戒処分」としました。このうち、高知市の旭小学校の井後尚之（いご・なおゆき）教諭（23）は、2024年12月、高知市の商業施設で未成年の女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして逮捕されています。逮捕後、井後教諭は、「盗撮することで仕事のストレスの軽減と性的興奮を得られると考えた」などど話していて、県教委は、22日付けで、井後教諭を「懲戒免職処分」としました。
そして、県中部の県立高校の20代の講師は、2024年9月から11月にかけて、「学校などで、数回、異性の生徒に抱きつきキスをした」ということです。この件は、「2人の仲がよすぎる」という別の生徒からの相談で発覚していて、講師は「LINEで連絡を取り合ううちに恋愛感情を抱いた」と話しているということです。県教委は、この講師も22日付けで「懲戒免職」処分としました。
さらに、幡多農業高校の男性教諭（45）は、2024年9月、「学校内に停めた自身の車の中で生徒と一緒に喫煙した」ということです。この男性教諭は、「喫煙に興味がある」という生徒の関心をひこうと自分の電子タバコを提供していて、別の生徒に目撃されて事案が発覚しましたが、当初は「身に覚えがない」と行為を否定していました。男性教諭は、2024年12月に高知地検に送致されていて、県教委は、き22日付けで男性教諭を「停職3か月」の懲戒処分としています。
県教育委員会が、今年度、不祥事で教職員を懲戒処分としたのはこれで10件となりました。相次ぐ教職員の不祥事を受け、県教育委員会は、24日、教育長や校長らが集まって緊急の合同会議を開くとしています。
テレビ高知 - 2025/01/22 18:36