女性宅に侵入し、寝ている女性の下着を盗撮したとして、警視庁は13日、TBSホールディングス子会社の「TBSアクト」社員でカメラアシスタントの下浦巧容疑者（31）=東京都世田谷区桜1丁目=を性的姿態撮影等処罰法違反と住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。「思い出しながら話します」と供述しているという。
世田谷署によると、逮捕容疑は5月下旬ごろ、世田谷区の20代の女性宅に侵入し、就寝中の女性の下着をスマートフォンで撮影したというもの。無施錠の玄関から侵入したという。
下浦容疑者は7月、別の集合住宅の玄関ドアポストの差し込み口にスマホを差し込んだ際に住人女性に気づかれ、通報されていた。この捜査の過程でスマホを解析したところ、今回の被害女性の映像が残されており、被害が発覚したという。
下浦容疑者のスマホから女性30人ほどを撮影した動画が約500件見つかり、これまでの調べに「3～4年前から盗撮していた」と話しているという。
同社は朝日新聞の取材に対し、「社員が逮捕されたことは誠に遺憾です。事実関係を調べた上で厳正に対処致します」とコメントした。（長妻昭明）
朝日新聞デジタル - 2024/11/13 20:16