受験シーズンが本格化する中、試験会場に向かう受験生を狙った痴漢や盗撮などの犯罪被害を防ごうと警察が1月8日朝、JR岡山駅前で啓発活動を行いました。
「痴漢撲滅にご協力ください」 8日朝、JR岡山駅前では、岡山県警の警察官らがチラシを配り、注意を呼びかけました。
SNSでは、試験時間に遅刻できない受験生の心理につけ込んで、痴漢行為をあおる書き込みが相次いでいます。岡山県警によりますと2024年1年間の痴漢の通報件数は38件で、ほぼ半数が列車内での被害ということです。警察は、痴漢に遭った場合や目撃した場合には周囲の人に助けを求めることができるヘルプカードの利用を呼びかけています。
ヘルプカードは岡山県警のホームページからダウンロードすることができます。
(岡山県警生活安全部 橋本敏志指導官) 「痴漢の被害に遭った人は不安な気持ちやためらいもあると思うが、勇気を出して声をあげたり、声をあげづらい場合には携帯電話にヘルプメッセージを表示させたりして周りに助けを求めてほしい」 警察は1月18日から大学入学共通テストが始まることから、駅前などでの警戒をより強化するとしています。
OHK岡山放送 - 2025/01/08 18:14