女子トイレに侵入して女子高校生を盗撮しようとした男を追いかけて逮捕に貢献したとして、東金署(長嶋剛署長)は、城西国際大3年生の中西奏人さん(21)に署長感謝状を贈った。
同署や中西さんによると、中西さんは、6月26日午後3時5分ごろ、東金市内の屋外公衆トイレに侵入し仕切りの上部からスマートフォンを差し入れて女子高校生を盗撮しようとした会社員の男(24)を走って10分程度追跡。当日の逮捕には至らなかったものの、中西さんは男が進んだ道路や服装の特徴などを警察官に伝え、後日の逮捕に貢献した。
中西さんは大学の講義を終えて帰宅途中、公衆トイレの近くで同じ大学生の男性から「(男を)捕まえてほしい」と言われたという。詳しい状況は分からなかったが、女子高校生が隣にいたことなどから状況を察し、逃げる男を追いかけた。相手は全力で走っていたといい「捕まえられる気配はなかった」と振り返るが、10分程度男を追跡した。「犯罪は見過ごしてはいけない。逮捕に貢献できて良かった」とほっとした様子で話した。
千葉日報オンライン – 2024/09/22 19:01