警戒するそぶりが大切―。福岡県警は24日、福岡空港に関係する職場で働く女性従業員を主な対象とし、性犯罪被害を防ぐための講習会を開いた。日本航空などの航空会社や空港運営会社、税関、警備会社で勤務する計約60人が参加。駅構内や列車内での盗撮、痴漢の取り締まりに力を入れる鉄道警察隊員らが対策を解説した。
盗撮を禁じる性的姿態撮影処罰法が約1年前に施行されたことも踏まえ、性犯罪被害の対策を女性従業員に周知するのが狙い。
福岡空港署によると、同空港内で認知した盗撮や痴漢事件の約4割は、空港で働く従業員らが被害者。警察への相談を控える例もあり、実際の被害件数はさらに多いとみられる。
共同通信 – 2024/07/24 18:03