スポーツ用品大手のミズノは4日、赤外線カメラによるアスリートの盗撮への対策を施した陸上競技用ユニホームを、同社オリジナルオーダーシステム「MIZUNO Custom Studio」で4日から展開すると発表した。昨夏のパリ五輪でバレーボールや卓球の女子日本代表選手が着用し話題となった独自素材を、さらに多くの種目へ広げていく。
【画像】“盗撮防止”の素材を使用した日本女子のユニホームの写真 同社はアスリートのパフォーマンスにも影響を与える盗撮被害を「深刻な問題」ととらえ、20年以上にわたってユニホーム側からの対策を研究してきた。昨年3月には体が発する赤外線の吸収に優れた独自開発素材「ドライエアロフローラピッド」を使用したウェアを、国内14の競技団体に納品。昨夏のパリ五輪では、バレーボール女子や卓球女子など6種目で試合用として採用された実績がある。
今回追加された陸上の盗撮対策ユニホームもこの延長線上にあり「特殊な繊維が人体側からの赤外線を吸収することで、赤外線カメラに対する防透け性を向上し、特に女性アスリートを守り、競技に集中できる環境をサポートします」としている。
また「盗撮対策のウェアを他の競技でも展開していく予定です」としており、今後はさらに広い種目への展開も進めていく。
THE ANSWER – 2025/02/04 11:41